2013年06月06日
第20回 大井川と牧之原周辺サイクリングコース
越すに越されぬ大井川とうたわれた大井川を自転車で渡り、お茶畑が広がる牧之原台地を駆け抜け、一気に太平洋へ。静岡鉄道駿遠線の廃線跡が整備された太平洋岸自転車道を走り、再び大井川の河口に戻るコース。
【 コースデータ 】
◆エリア=島田市、菊川市、牧之原市、吉田町
◆スタート・ゴール=島田市大井川緑地公園
◆駐車場=大井川緑地公園
◆走行距離=54.0km
◆所要時間=3時間45分
【 アドバイス 】
大井川緑地公園は駐車料金もかからず、広いので心配はいらない。輪行なら東海道本線島田駅を利用するのがいい。静岡鉄道駿遠線の廃線跡の太平洋岸自転車道は、相良港水門と平行する相良橋から大井川の河口までつづく快適なコースだ。
大井川緑地公園(写真1)をスタート。緑地公園沿いの土手を西に向かうと江戸時代後期の大井川、島田宿、川越しの様子を展示している島田市博物館(写真2)、川越制度をしのばせる川越遺跡(写真3)が見える。

写真1/スタートおよびゴール地点となる大井川緑地公園

写真2/島田市博物館は「旅と旅人」をメインテーマに、島田の「川どめ文化」を紹介

写真3/島田宿大井川の渡し場を復元したのが大井川川越遺跡。川会所や番宿が街道沿いにある
信号機を左折すると国道381号、大井川(写真4)にかかる大井川橋を渡り交差する国道473号を西に向かい東海道本線金谷(かなや)駅前に出る。金谷駅からの国道473号は、牧之原(まきのはら)台地への長い上り坂。坂を上りきった信号機の手前を右折すると牧之原台地に建つお茶の博物館、お茶の郷(写真5)。

写真4/「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」。江戸時代は東海道
の要所として架橋・渡船が禁止されたため、人足や輦台(れんだい)で渡河した

写真5/お茶の郷は牧之原台地に建つお茶の博物館。
日本をはじめ、世界のお茶の歴史や文化を紹介する
国道473号を相良牧之原ICを目指して県茶業試験場前のY字交差点(写真6)を左に進み茶畑の中を走る。相良牧之原IC(写真7)の看板の手前の信号を左折、次の大曲の信号を右折し国道473号を御前崎・相良(さがら)方面へ。田園風景が続くこのあたりは、長い下り坂とコーナーが続くので走行には注意が必要だ。

写真6

写真7
石上橋で萩間川を渡る(写真8)と平坦な道になる。、菅山入口の次のY字交差点(写真9)を左に進み、相良高校を通過しT字路まで来たら左折、東進すると牧之原市役所相良庁舎(写真10)、その先では国道150号と合流する。信号を渡り暴風林を抜けるとそこは180°海が見渡せるシーサイドパーク(写真11)と相良サンビーチだ。

写真8

写真9

写真10

写真11/シーサイドパークは、相良サンビーチに隣接す
るイベント公園。駿河湾と富士山が見渡せる絶景スポット
国道150号を相良城の大手門をイメージした相良港水門(写真12)を右手に見ながら相良橋を渡り、地下道をくぐって太平洋岸自転車道(写真13)に出る。静岡鉄道駿遠線の廃線跡の太平洋岸自転車道は、国道150号から離れ田園風景を走る農道のような道、道幅は狭いが生活道路にもなっているので注意したい。

写真12/相良橋付近、海に面して立つ大きな水門が相良港水門。津波対策
の水門で、地元に馴染みの深い田沼意次が築いた相良城の大手門をイメージ

写真13/千葉県犬吠埼から和歌山市までを結ぶ全長1200キロの道が太平洋岸
自転車道。この自転車道線は昭和45年に廃線となった静岡鉄道駿遠線の跡を利用
勝間田川の手前で再び国道150号と合流。勝間田川を渡り最初の信号機を右折。静波海水浴場(写真14)沿いの遊歩道を東に進むと遊歩道は車止めを境に二手に分かれるが、左手の自転車道を進む。海岸沿いの自転車道は車止めを過ぎると坂口谷川の河口にぶつかり、土手の桜並木沿いを走り抜け、坂口谷川沿いに進むと細江の交差点で国道150号と交差する。

写真14/静波海水浴場は全長1.3キロに渡り、遠浅で美しい砂浜の海岸が続く
国道150号を渡り最初のいずみはしで川を渡り、吉田町に入り再び国道150号線と平行して走る。通称吉田田んぼを見ながら自転車道を北東に進むと左手前方の丘陵の頂上に小山城(写真15)が見える。

写真15/小山城は別名吉田城とも呼ばれている。能満寺山公園内に
ある3層5階建てで、国宝「犬山城」(愛知県犬山市)をモデルにしている
小山城駐車場を過ぎると県道34号に自転車道が合流、遠州神戸の交差点を渡り自転車道にふたたび南東に進むと富士見橋近くの大井川河口沿いの土手に出る。大井川土手沿いを北西に進み谷口橋(写真16)で大井川を渡り、信号左折するとギネスブックに掲載された最長の木造の橋、蓬莱橋(ほうらいはし)(写真17) がある。蓬莱場橋を過ぎて2キロほど走るとゴールの大井川緑地公園だ。

写真16

写真17/大井川にかかる蓬莱橋は全長897.4m、通行幅2.7mの木造
歩道橋。「長さ世界一の木造歩道橋」としてイギリスのギネス社に認定
【 ちょっと立ち寄りポイント 】
大井川鐵道は、JR東海道線金谷駅を起点に大井川沿いに走る私鉄で、地元では「大鉄(だいてつ)」と呼ばれている。SLが定期運行していることで有名だが、それ以外の電車も、関西の大手私鉄で特急・急行電車として活躍していた車両を走らせていることで知られている。全線単線で始発駅は金谷駅、大井川本線終点の千頭駅までは普通列車で片道1時間20分だ。
【 コースデータ 】
◆エリア=島田市、菊川市、牧之原市、吉田町
◆スタート・ゴール=島田市大井川緑地公園
◆駐車場=大井川緑地公園
◆走行距離=54.0km
◆所要時間=3時間45分
【 アドバイス 】
大井川緑地公園は駐車料金もかからず、広いので心配はいらない。輪行なら東海道本線島田駅を利用するのがいい。静岡鉄道駿遠線の廃線跡の太平洋岸自転車道は、相良港水門と平行する相良橋から大井川の河口までつづく快適なコースだ。
大井川緑地公園(写真1)をスタート。緑地公園沿いの土手を西に向かうと江戸時代後期の大井川、島田宿、川越しの様子を展示している島田市博物館(写真2)、川越制度をしのばせる川越遺跡(写真3)が見える。

写真1/スタートおよびゴール地点となる大井川緑地公園

写真2/島田市博物館は「旅と旅人」をメインテーマに、島田の「川どめ文化」を紹介

写真3/島田宿大井川の渡し場を復元したのが大井川川越遺跡。川会所や番宿が街道沿いにある
信号機を左折すると国道381号、大井川(写真4)にかかる大井川橋を渡り交差する国道473号を西に向かい東海道本線金谷(かなや)駅前に出る。金谷駅からの国道473号は、牧之原(まきのはら)台地への長い上り坂。坂を上りきった信号機の手前を右折すると牧之原台地に建つお茶の博物館、お茶の郷(写真5)。

写真4/「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」。江戸時代は東海道
の要所として架橋・渡船が禁止されたため、人足や輦台(れんだい)で渡河した

写真5/お茶の郷は牧之原台地に建つお茶の博物館。
日本をはじめ、世界のお茶の歴史や文化を紹介する
国道473号を相良牧之原ICを目指して県茶業試験場前のY字交差点(写真6)を左に進み茶畑の中を走る。相良牧之原IC(写真7)の看板の手前の信号を左折、次の大曲の信号を右折し国道473号を御前崎・相良(さがら)方面へ。田園風景が続くこのあたりは、長い下り坂とコーナーが続くので走行には注意が必要だ。

写真6

写真7
石上橋で萩間川を渡る(写真8)と平坦な道になる。、菅山入口の次のY字交差点(写真9)を左に進み、相良高校を通過しT字路まで来たら左折、東進すると牧之原市役所相良庁舎(写真10)、その先では国道150号と合流する。信号を渡り暴風林を抜けるとそこは180°海が見渡せるシーサイドパーク(写真11)と相良サンビーチだ。

写真8

写真9

写真10

写真11/シーサイドパークは、相良サンビーチに隣接す
るイベント公園。駿河湾と富士山が見渡せる絶景スポット
国道150号を相良城の大手門をイメージした相良港水門(写真12)を右手に見ながら相良橋を渡り、地下道をくぐって太平洋岸自転車道(写真13)に出る。静岡鉄道駿遠線の廃線跡の太平洋岸自転車道は、国道150号から離れ田園風景を走る農道のような道、道幅は狭いが生活道路にもなっているので注意したい。

写真12/相良橋付近、海に面して立つ大きな水門が相良港水門。津波対策
の水門で、地元に馴染みの深い田沼意次が築いた相良城の大手門をイメージ

写真13/千葉県犬吠埼から和歌山市までを結ぶ全長1200キロの道が太平洋岸
自転車道。この自転車道線は昭和45年に廃線となった静岡鉄道駿遠線の跡を利用
勝間田川の手前で再び国道150号と合流。勝間田川を渡り最初の信号機を右折。静波海水浴場(写真14)沿いの遊歩道を東に進むと遊歩道は車止めを境に二手に分かれるが、左手の自転車道を進む。海岸沿いの自転車道は車止めを過ぎると坂口谷川の河口にぶつかり、土手の桜並木沿いを走り抜け、坂口谷川沿いに進むと細江の交差点で国道150号と交差する。

写真14/静波海水浴場は全長1.3キロに渡り、遠浅で美しい砂浜の海岸が続く
国道150号を渡り最初のいずみはしで川を渡り、吉田町に入り再び国道150号線と平行して走る。通称吉田田んぼを見ながら自転車道を北東に進むと左手前方の丘陵の頂上に小山城(写真15)が見える。

写真15/小山城は別名吉田城とも呼ばれている。能満寺山公園内に
ある3層5階建てで、国宝「犬山城」(愛知県犬山市)をモデルにしている
小山城駐車場を過ぎると県道34号に自転車道が合流、遠州神戸の交差点を渡り自転車道にふたたび南東に進むと富士見橋近くの大井川河口沿いの土手に出る。大井川土手沿いを北西に進み谷口橋(写真16)で大井川を渡り、信号左折するとギネスブックに掲載された最長の木造の橋、蓬莱橋(ほうらいはし)(写真17) がある。蓬莱場橋を過ぎて2キロほど走るとゴールの大井川緑地公園だ。

写真16

写真17/大井川にかかる蓬莱橋は全長897.4m、通行幅2.7mの木造
歩道橋。「長さ世界一の木造歩道橋」としてイギリスのギネス社に認定
【 ちょっと立ち寄りポイント 】
大井川鐵道は、JR東海道線金谷駅を起点に大井川沿いに走る私鉄で、地元では「大鉄(だいてつ)」と呼ばれている。SLが定期運行していることで有名だが、それ以外の電車も、関西の大手私鉄で特急・急行電車として活躍していた車両を走らせていることで知られている。全線単線で始発駅は金谷駅、大井川本線終点の千頭駅までは普通列車で片道1時間20分だ。
Posted by eしずおかコラム at 12:00
日刊いーしず コラム一覧
- ファインダーの向こうから 森島吉直
- しずおか自転車便り 村井 裕
- womo 働く女子道 by womo
- シシシシシネマルシェ 中島 遥香
- まちの双眼鏡 公益社団法人静岡県建築士会
- インタビューノートひと月にひとりの物語 海野 尚史
- 犬ごはん入門 亀本 眞弓
- 杯は眠らない 鈴木真弓
- 一冊入魂。 矢部 祐規
- 電子書籍スタートガイド 大石 直哉
- おはよう、きらきらした世界 西川 泰功
- 「クセ」活用術 菅原洋平
- 静岡マウンテンミュージック 怒ミシシッピ・クイーン兄
- 静岡B級グルメ食べ歩き 鈴木 愛
- いつだって、旅の途中。 本原 玲子
- 静岡 新"十"不思議 鈴木 愛
- 静岡てくてく癒され旅 鈴木 愛
- どいつもこいつも!? 河村 恵理
- エクラタンな日々 山本 ひとみ
- できる武将の経営術 小和田 哲男
- 「たまらん」編集余話 平野 斗紀子
- なかばしまぐらし伊豆 武重 まり子