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2013年04月25日

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ

 静岡市に流れる藁科川沿いを上り、標高620メートルの清笹峠を越える。峠を越えた先には、エメラルドグリーンの笹間川ダム湖。湖を周遊した後、SLが走る川根路へ。自然豊かな川根路を大井川に沿って走るコースは、春は桜と新緑の茶畑そして秋は紅葉が楽しめる。

【 コースデータ 】
◆エリア=静岡市葵区、藤枝市、島田市
◆スタート=JR静岡駅
◆ゴール=JR島田駅
◆走行距離=約76km
◆所要時間=約6時間(見学・昼食を含む)


 スタートはJR静岡駅。静岡市街地より川根・千頭方面へ、安西橋を渡り藁科川に沿って国道362号を走る。新東名高速道路の手前にコンビニがある。川根路に入るまでのしばらくの間コンビニがないので買物をするポイントとして外せない。

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
静岡市街地と川根・千頭方面を結ぶ安西橋には、自転車道がある

 新東名下の藁科橋を渡りながら清流、藁科川の眺めを味わおう。 橋を渡り右折し富厚里の集落を抜けて、富厚里橋を渡り再び国道362号に戻る。しばらく走ると左手に藁科都市山村交流センターがある。トイレ休憩のポイントにもなる。

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
静岡市は日本有数の清流である藁科川、安倍川、興津川が流れている

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
国道362号の藁科川沿いにある藁科都市山村交流センター

 富沢の集落を過ぎて久能尾方面に左折し清沢橋を渡る。藁科川の支流の黒俣川沿いにしばらく走ると左手に清沢里の駅がある。地元の素材を使った加工品や野菜が店先に並んでいる。とくに名物「清沢よもぎきんつば」がおすすめだ。美味しいお茶もごちそうになろう。また軽食もとれるので時間が合えば昼食もいいだろう。

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
清沢里の駅名物は、「清沢よもぎきんつば」と地元で取れた新鮮野菜

 ここから先はいよいよ上りになる。久能尾橋を渡ると右手はバスの終点。左手の県道32号の先に清笹峠がある。茶畑の中を走ると山肌にはりつくように民家が点在しているのに気づく。谷の最奥部、黒俣の大イチョウがある坂野の集落だ。紅葉の時期が見ものである。集落が途切れると勾配のきついS字カーブが始まる。いつの間にか茶畑も無くなり、さらに山頂へ向かうと辺りの風景は変わり、日差しが木漏れ陽となって注いでくる林道コースになる。 いくつかのS字カーブを抜けると標高620㍍の清笹峠の山頂だ。頂上を表す小さな表示の先に藤枝市の標識が目に入る。  

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
清笹峠は標高620メートル。峠は静岡市だが、その先はすぐ藤枝市になる


 ここからは下りのコースだ。道幅も狭く路面が荒れておりカーブも続くので、注意が必要だ。分岐点を右折し島田方面に向かう。人の気配もなく、鳥の声と川のせせらぎを耳にしながら春と夏は森林浴、秋は紅葉を堪能できる林道のワインディングロードを走り続ける。

 石上橋まで来ると辺りは開けて、再び茶畑が目に入る、民家も点在し周辺の風景も里山に変わる。笹間ダムまでの県道63号は緩やかなアップダウンのコースで走りやすい。笹間川に沿ってしばらく走ると笹間川ダム湖の周遊コースに入る。春はツツジ、夏は青葉、秋は紅葉と、一年を通じて楽しめるサイクリングコースだ。まもなくエメラルドグリーン笹間川ダム湖が左手前方に見えてくる。

 笹間川ダム湖の中にはかつての山頂が浮島のように見え、その風景は神秘的。笹間川ダム湖に沿って走り、千頭方面からの道と合流する交差点を左折、最初のトンネルに入らず旧道に入るとダムの全景が見えてくる。
第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
笹間川のダムの湖の真ん中に、かつての山頂が浮島のように残っている。
湖の周遊道はサイクリングコース

 旧道からダムを下り走り続けると右手に道の駅川根温泉が見える。多くの観光客で賑わっている様子。温泉に入らなくても軽食が食べられる売店や足湯温泉もあるので休憩ポイントにはいいだろう。温泉の裏からは大井川とSLが走る大井川鐡道も見られる。
第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
道の駅川根温泉の見所は露天風呂から眺められるSL。営業時間9:00~21:00
休館日毎月第一火曜日(祝祭日の場合は翌日) 温泉入浴料大人500円・小学生300円

 大井川に架かる鉄橋を眺めつつ国道63号を下ると左手には「SLが見える丘公園」の看板が見えてくる。ここではSLを撮影する観光客の姿もある。さらに下り、駿遼橋で大井川を渡り家山方面へ。SLが停まる家山駅に向かう。

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
「越すに越されぬ大井川」。大井川は、延長168km、流域面積1280平方kmの河川

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
大井川鐵道はJR東海道線金谷駅を起点に大井川沿いに走る私鉄。地元では「大鉄」と呼ばれている

 家山駅は木造の駅舎で映画のロケにも出てきそうな建物だ。このあたりは線路沿いに続く桜トンネルが有名で、春はとくに観光客が多い。ここにも観光客用に足湯温泉、家山の足湯がある。

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
家山駅は大井川鐵道のちょうど中間点の主要駅。大井川鐵道で最大の桜の名所

第18回 神秘的な湖とSLが走る温泉郷、川根路へ
家山の足湯は家山駅から徒歩1分。地元の杉、ヒノキで造られている。
開放日は金曜・土曜・日曜・月曜・祝日、開放時間12:00~16:00

 汽笛でSLが近づいてくることに気づく。線路の先を見ると蒸気の煙が近づいてくる。次第に地響きとともにあの「シュ、シュ、シュ」と独特の音をたててホームに入って来た。SL目当ての団体観光客で家山は一瞬賑やかになるが、走り去った後はまた静かな駅にもどる。

 家山から島田駅に向かうコースは二手に分かれる。いずれも大井川に沿って下るのだが、地蔵峠を下り金谷方面から島田市街地に入るコースと駿遼橋まで戻り国道63号を走るコースだ。今回は国道63号を走るコースを選ぶことにした。トンネルが3ヵ所あるが、島田市街地に向かうコースはほぼ下りなので、疲れた体には走りやすいコースといえよう。大井川を右手に見ながら最後のトンネルを抜けて、川口の交差点を右折した先は島田市神座になる。ここからはクルマが多くなるので注意が必要だ。国道1号バイパスを潜るとゴールの島田駅まではあと3kmだ。




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Posted by eしずおかコラム at 12:00

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