2013年05月16日
第19回 静岡~焼津、太平洋岸自転車道を走り東海道の歴史を味わう
波静かな駿河湾沿いから里山へ続く太平洋岸自転車道。今も残る宿場町の風情を楽しんだ後は、清流沿いの自転車道を走ってもう一度海に向かう。海と里山の風景を堪能し、東海道の歴史にも触れるサイクリングロード。
【 コースデータ 】
◆エリア=静岡市駿河区、岡部町、焼津市
◆スタート=JR静岡駅南口
◆ゴール=JR焼津駅
◆走行距離=約32.6km
【コース】
静岡駅南口(1.9km)登呂遺跡(2.1km)浜川新橋(3.1km)風力発電(3.2km)丸子橋(4.9km)丁子屋(3.5km)道の駅(0.7km)宇津ノ谷宿(4.1km)大旅籠柏屋(1.6km)宮前橋(6.3km)ふるさと大橋(1.2km)焼津駅北口
スタートはJR静岡駅南口、ふと見上げると東照宮の石碑がある。静岡市は、徳川家康の三大東照宮の一つの久能・東照宮がある。

スタートのJR東海道線静岡駅南口。徳川家康公を祀った東照宮の石碑
まずは駅前の石田街道を南進して太平洋岸自転車道を目指す。一般道で駅前のためクルマの交通量が多いので走行に注意しよう。SBS通りと交差したところから石田街道沿いの自転車道に入る。左手には弥生時代の農耕集落が伺える登呂遺跡、近くには芹沢銈介美術館がある。

石田街道の途中から自転車道に入る。歩道と分かれており、走りやすい

登呂遺跡は、弥生時代の米作りが日本で初めて確認された農耕集落遺跡
海が近づくにつれ潮の香りがする。浜川新橋を渡り国道150号線を右折、最初の信号機を左折すると目の前に冬の駿河湾が現れる。穏やかな波とはるか彼方には伊豆半島、ふと振り返ると霊峰富士が見える。ここから先は駿河区中島⇔清水区三保の太平洋岸自転車道、左手に駿河湾を見ながら西に向かう。前方には中島下水処理場の風力発電が見えてくる。自転車道は一部路面が荒れているので気を使う必要もある。ジョギングや散歩をしている人も多いので配慮しよう。

中島下水処理場の風力発電は、駿河湾からの風を活用する
富士見歩道橋を渡り、南安倍川橋へ。ここから丸子橋手前までは一般道を走る。丸子橋手前を右折し、駿河区丸子⇔駿河区安倍の7.5kmの太平洋岸自転車道だ。丸子川のせせらぎ、春には桜、そして菖蒲、アジサイと四季折々で色豊かな里山コースがここから始まる。水鳥が見られる冬の時期もなかなかのお勧めだ。

太平洋岸自転車道の別名は、県道静岡御前崎自転車道線

駿河区丸子⇔駿河区南安倍は丸子川の上流に向かう7.5kmのコース
JR在来線、新幹線をくぐって自転車道を進むと茅葺屋根の丁子屋(ちょうじや)が見えてくる。とろろ汁を目当てにこの辺りは多くの観光客が訪れているので、気をつけて走ろう。

とろろ汁で有名な丁子屋(ちょうじや)は、慶長元(1596)年の創業
二軒家橋まで自転車道が続き、その先は国道1号の一般道に入る。ここから先はゆるやかな上り坂、道の駅ではトイレや軽食がとれるので休憩ポイントになる。国道1号に架かる橋を渡り、宇津ノ谷の集落に向かう。石畳の趣のある宇津ノ谷の集落には、豊臣秀吉が着用したという羽織があるお羽織屋と呼ばれる石川家がある。


宇津ノ谷の集落にあるお羽織屋、石川家
ここから宇津ノ谷峠まではコース一番の上り坂、トンネルを抜けると大旅籠柏屋まで長い下り坂なのでクルマにも注意しよう。大旅籠柏屋で当時の旅人のように、一服するのもいいだろう。

江戸幕末の大旅籠柏屋は、江戸品川から21番目の宿場町「岡部宿」の旅籠。
半被を着た歴史資料館のスタッフが、訪れた人をアテンドしてくれる
岡部町役場の先のかど万米店を過ぎたら右折、岡部川に架かる宮前橋手前で岡部⇔焼津市中港の太平洋岸自転車道に出る。


岡部町岡部⇔焼津市中港の太平洋岸自転車道は、8.5 kmのコース
左折して再び駿河湾を目指す。朝比奈川、瀬戸川沿いを走る自転車道は平坦なコースで道幅もあり、ビギナーには最適なサイクリングロードだ。正面に駿河湾が見える瀬戸川踏切の手前でふるさと大橋を渡り、そのまま直進するとゴールのJR焼津駅北口へ、南口にまわると黒潮温泉の足湯が駅前にある。

JR焼津駅南口には、地元の人も利用する黒潮温泉の足湯がある
【 コースデータ 】
◆エリア=静岡市駿河区、岡部町、焼津市
◆スタート=JR静岡駅南口
◆ゴール=JR焼津駅
◆走行距離=約32.6km
【コース】
静岡駅南口(1.9km)登呂遺跡(2.1km)浜川新橋(3.1km)風力発電(3.2km)丸子橋(4.9km)丁子屋(3.5km)道の駅(0.7km)宇津ノ谷宿(4.1km)大旅籠柏屋(1.6km)宮前橋(6.3km)ふるさと大橋(1.2km)焼津駅北口
スタートはJR静岡駅南口、ふと見上げると東照宮の石碑がある。静岡市は、徳川家康の三大東照宮の一つの久能・東照宮がある。

スタートのJR東海道線静岡駅南口。徳川家康公を祀った東照宮の石碑
まずは駅前の石田街道を南進して太平洋岸自転車道を目指す。一般道で駅前のためクルマの交通量が多いので走行に注意しよう。SBS通りと交差したところから石田街道沿いの自転車道に入る。左手には弥生時代の農耕集落が伺える登呂遺跡、近くには芹沢銈介美術館がある。

石田街道の途中から自転車道に入る。歩道と分かれており、走りやすい

登呂遺跡は、弥生時代の米作りが日本で初めて確認された農耕集落遺跡
海が近づくにつれ潮の香りがする。浜川新橋を渡り国道150号線を右折、最初の信号機を左折すると目の前に冬の駿河湾が現れる。穏やかな波とはるか彼方には伊豆半島、ふと振り返ると霊峰富士が見える。ここから先は駿河区中島⇔清水区三保の太平洋岸自転車道、左手に駿河湾を見ながら西に向かう。前方には中島下水処理場の風力発電が見えてくる。自転車道は一部路面が荒れているので気を使う必要もある。ジョギングや散歩をしている人も多いので配慮しよう。

中島下水処理場の風力発電は、駿河湾からの風を活用する
富士見歩道橋を渡り、南安倍川橋へ。ここから丸子橋手前までは一般道を走る。丸子橋手前を右折し、駿河区丸子⇔駿河区安倍の7.5kmの太平洋岸自転車道だ。丸子川のせせらぎ、春には桜、そして菖蒲、アジサイと四季折々で色豊かな里山コースがここから始まる。水鳥が見られる冬の時期もなかなかのお勧めだ。

太平洋岸自転車道の別名は、県道静岡御前崎自転車道線

駿河区丸子⇔駿河区南安倍は丸子川の上流に向かう7.5kmのコース
JR在来線、新幹線をくぐって自転車道を進むと茅葺屋根の丁子屋(ちょうじや)が見えてくる。とろろ汁を目当てにこの辺りは多くの観光客が訪れているので、気をつけて走ろう。

とろろ汁で有名な丁子屋(ちょうじや)は、慶長元(1596)年の創業
二軒家橋まで自転車道が続き、その先は国道1号の一般道に入る。ここから先はゆるやかな上り坂、道の駅ではトイレや軽食がとれるので休憩ポイントになる。国道1号に架かる橋を渡り、宇津ノ谷の集落に向かう。石畳の趣のある宇津ノ谷の集落には、豊臣秀吉が着用したという羽織があるお羽織屋と呼ばれる石川家がある。


宇津ノ谷の集落にあるお羽織屋、石川家
ここから宇津ノ谷峠まではコース一番の上り坂、トンネルを抜けると大旅籠柏屋まで長い下り坂なのでクルマにも注意しよう。大旅籠柏屋で当時の旅人のように、一服するのもいいだろう。

江戸幕末の大旅籠柏屋は、江戸品川から21番目の宿場町「岡部宿」の旅籠。
半被を着た歴史資料館のスタッフが、訪れた人をアテンドしてくれる
岡部町役場の先のかど万米店を過ぎたら右折、岡部川に架かる宮前橋手前で岡部⇔焼津市中港の太平洋岸自転車道に出る。


岡部町岡部⇔焼津市中港の太平洋岸自転車道は、8.5 kmのコース
左折して再び駿河湾を目指す。朝比奈川、瀬戸川沿いを走る自転車道は平坦なコースで道幅もあり、ビギナーには最適なサイクリングロードだ。正面に駿河湾が見える瀬戸川踏切の手前でふるさと大橋を渡り、そのまま直進するとゴールのJR焼津駅北口へ、南口にまわると黒潮温泉の足湯が駅前にある。

JR焼津駅南口には、地元の人も利用する黒潮温泉の足湯がある
Posted by eしずおかコラム at 12:00